3歳6ヶ月~「ピンセット」のおしごと

3歳6ヶ月~「ピンセット」のおしごと

お箸の一つ前の活動として、ピンセットのお仕事を紹介します。

お箸のおしごとと同様に、2歳児さんの秋頃(3歳6ヶ月頃)に、環境に用意してあげたい活動の一つです。トングと同じように上から握るように持てば、もう少し早い時期から扱えるかもしれませんが、お箸に繋げることを考えるならば3歳6ヶ月頃にお箸のような持ち方でできると良いのかなと思います。

左側の写真は、ちょうど3歳くらいのお子さんが初めてお箸のように下から持って挑戦しているところです。ちからの入れ方がまだ難しいようでした。
右側は、3歳6ヶ月の子が初めて挑戦しているところです。ピンセットの向きに苦戦していましたが、しっかり掴むことができていました。やはり、このくらいの時期の子どもの発達に合った活動だとわかりました。

分野と目的

分野:日常生活の練習(運動の敏感期)
目的:お箸に繋がる持ち方でピンセットを持ち、左から右へものを移す

対象年齢と大人の関わり方

3歳6ヶ月を目安に用意してあげましょう。トングの流れで上から持って行うことは簡単ですが、お箸のように下から持つと力の入れ方が少し違うので難しくなります。無理に持ち替えさせる必要はありませんが、「お箸に繋がる活動」ということを大人が意識し、時々下から持ってみるように提案するのも良いと思います。

やって見せる時は、子どもの右側に座り、
①ピンセットを正しく持って見せる※
②左側にお皿に持っていく
③力を入れてピンセットの先を閉じてものを挟む
④力を入れたまま、クレーンゲームのように右側に移動
⑤力を緩めてものを離す

「力を入れている」ところを見せるのがポイントです。トングと違い、指先で力を入れるので、それを意識して見せましょう。
※ピンセットの持ち方は、人差し指、親指とを付けて持ちます。持ち方がなかなか伝わらない時は、シールなどで目印を付けるのもいいですね。

ピンセットの持ち方
使ったもの・用意の仕方

基本のセットは、100円ショップで購入できるトレー、お皿、ピンセットです。ピンセットはあえて先が曲がっているものを使っています。ストレートのものでも悪くはありませんが、どうしてもピンセットを垂直に立てて使いたくなってしまいます。先が曲がっているものですと、お箸と同じような角度で扱うことができますし、ピンセットの先が下に向いていないと上手くものをつかめないという点でも向きを意識することができていいなと思っています。
ここでは「お箸につながる」ということを意識していますので、先が曲がっているものがおすすめです。

ピンセット 3歳児

つかむものは、ピンセットの開く幅を考えるとあまり大きくない方がいいですね。チェーンや引っ掛かりのあるビーズなどがいいと思います。数は、5~10個くらいあるといいでしょう。

写真のように4歳6ヶ月くらいになると、扱い方も安定し、より意図を持って動くことができるようになるので、同じ色を意識して入れることもできるようになります。

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