子どもサイズの台拭きを用意して、『テーブルを拭く』をやってみよう!

⑧『環境論』環境設定のポイント&人気のおしごと

『日常生活の練習』の一つ、“机を拭く”おしごとをご紹介します♫

毎日大人が食事の支度をする時や、お掃除をする時に行っている、テーブルを拭く作業。子ども達もそんな大人の動きをよく見ているので、おままごとの時なんかに布っぽいものをぎゅっと持ってテーブルをごしごし拭いていました。それだけ、子ども達にとって身近な作業だと言えますね。

今回は、準備の仕方や、どうやって拭くと子どもが真似しやすいのかを説明していきます。

準備の仕方(環境設定)

環境設定とは、子どもが活動しやすいように物的環境を整えることです。テーブルを拭くおしごとで、最も重要なのは、子どもサイズの台拭きを用意してあげることです。
こちらは、DAISOで購入した雑巾を半分に折って周りを縫ったものです。サイズは、だいたい10㎝×15㎝くらいで、使う子どもが両手を置けるくらいのサイズが良いと思います。1歳児さんと5歳児さんでは手のサイズが違うので、月齢に合わせてあげられると親切ですね。また、ペラペラだと扱いにくいので、ある程度厚みがある(大人も使いやすいくらいの厚み)ほうがいいと思います。

3歳半くらいになると、“絞る”という動きもなんとなくできるようになってきます。それまでは、大人が濡らして用意しておきましょう。お家でも保育園でも、台拭きを置く場所が決まっていて、そこに取りに行って、使ったら元の場所に戻すか、汚れた台拭きを入れるカゴなどを用意しておくといいと思います。

拭き方(提示の仕方)
1.2歳児

1.2歳児さんは、台拭きを広げて両手で拭きます。手前から奥へ、右にずらしながら拭いていく感じです。このように拭いて見せると、それまで台拭きを握りしめてごしごし拭いていた子も、両手で台拭きに手を置いて拭いてくれます♪とはいえ、きれいに拭くのはまだ難しいので、食事の前後には仕上げ拭きが必要かもしれません。

両手で拭く
3歳以上児

3歳以上児さんは、台拭きを半分にして片手で拭きます。左手は机の端を抑え、右手で机の上の方からスタートし、左から右、右から左と下にずらしながら拭いていきます。下まで来たら、左端から机の縁をぐるっと拭いて完了です☆
机の幅があると拭きにくいので、タテ向きで拭くか、二等分して左半分から拭くとやりやすいです。保育園や幼稚園で使うテーブルは幅が広いものが多いので、タテにすると子どもの背の高さ的に届きません笑
ですので、横向きにした状態で、左半分から拭く方が現実的かもしれないですね。

片手で台拭き
まとめ

モンテッソーリ教育では、子どもサイズの道具を用意することと、やり方を大人がしっかりやって見せることを大事にしています。この二つが揃うことで、子どもができることが増えていきます♪

今回のテーブルを拭くおしごとは、比較的準備も簡単なので、保育園や幼稚園でのお当番さんのおしごとや、お家でのお手伝いに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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