0~2歳児“りんご”をテーマに活動を展開(言語、感覚、日常生活の練習)

0~2歳児“りんご”をテーマに活動を展開(言語、感覚、日常生活の練習)

11月は「りんご」をテーマに活動を展開しました🍎
本物のりんごとレプリカ(ダイソーで購入)を用意しました。

レプリカのリンゴがとても良くできていて、大人でも遠目では判断つかないくらいです!
子どもたちには、“食べられるりんご”と“食べられないりんご”として紹介。2歳児さんに「どっちが食べられるりんごでしょう?」と聞いてみると、たいていの子は「こっちだと思う人~!」「はーい」「こっちだと思う人~!」「は~い!」と、どっちにも手を挙げていました、、、笑
本物もレプリカも、表面の感触を味わったり、重さを感じたり、匂いを嗅いだりと十分にふれてもらってからもう一度聞いてもやはり同じ現象、、、笑

でも、「どっちが好き?」と聞くと、たいていの場合“本物のりんご”を指すので不思議です。感覚的な要素の多い本物のほうが、子どもにとって魅力的なのかな?と思いました。

この“りんご”を使って、いくつかの活動に展開したのでご紹介します。

言語教育「物と名前」

用意するもの:りんご(本物)またはレプリカ(飾りのりんご)

りんごを見ながらぬりえ

モンテッソーリ教育では、子どもに何かを伝える時に「具体から抽象へ」という方法を用います。最も具体的なものは実物(本物)で、手触りや匂い、色や形を認識できるものです。用意できない場合はできる限り実物に近いものを使います。そして最も抽象的なのが、言葉です。子どもたちは“りんご”というものを触ったり匂いを嗅いだり、食べるという経験をしたからこそ、「りんご」という言葉を聞いて“りんご”をイメージすることができるのです。

実物と名称を結びつけるために、「りんごどうぞ」と言って渡したり、りんごを触って感じている時に「りんごだよ」と伝えます。意識的に「りんご」とくり返し言葉にしています。

感覚教育「感触」「匂い」「見る(色・形)」

用意するもの:りんご(本物)またはレプリカ(飾りのりんご)

りんごを触る

五感を使って“りんご”を知ることです。ここでのポイントは、五感の使い方を知らせること。ただ、感触を知ろうにも触り方がわからないので、子どもの前でりんごをスリスリして手のひらや指先で触って感じているところを見せます。匂いの嗅ぎ方は、鼻を近づけるだけだと子どもは鼻をりんごにくっつけて終わります笑。嗅ぐのを見せる時には、わざと鼻から大きく息を吸って、口から吐くようにしています。見る時には、上から下から横からと、いろんな角度からりんごを見ます。ピンクタワーをいろんな角度から見る時と同じような感じですね。

日常生活の練習「シール貼り」「色を塗る」「あけうつし(トング・スプーン)」

用意するもの:シール貼りの台紙、ぬりえ、小さいりんご、お皿やトング

子どもが普段やっている日常生活の練習の分野に、“りんご”の要素を入れます。このように、いろいろな方法で“りんご”にふれることで、色や形や感触も違うけど、全部“りんご”だということがわかってきます。

シールは14㎜(大)と9㎜(小)の台紙を作りました。ぬりえはとてもシンプルな物。先生方から「正しい色でなくていいのか」と質問されるのですが、子ども自身がりんごの色を意識して選ぶならそれも良しですが、今回の目的は「りんごを知る」ことなので、こだわらなくていいですと伝えています。

1歳児さんに「これ何色?」と聞かれて思わず「赤?」と答えてしまった時。その子には「ちがうよ~」と言われたので、「オレンジ?」「ちゃいろ?」と聞くと「ちゃいろ~!」と答えてくれました。「りんごは赤」と固定概念にとらわれている自分に気づき、それを子どもに押し付けたことを反省しました。気付かせてくれた子に感謝ですね~

まとめ

他にも、りんごの絵本を読んだり、皮をむいて見せてその場で食べたりするといいですね。りんごにふれたりするのは0歳児さんからもできますし、食育活動としてもおすすめです。
幼児さんもいるお部屋でしたら、粘土や折り紙でりんごを作ったり、絵を描いたりすることもできます。さらに、違う種類のりんごを紹介したり、品種の系統図、日本地図生産地、りんごが実るまでを紹介するのも楽しそうですね♪種を植えてみるのも面白いかも!考えるとワクワクします✨

※シールの台紙とぬりえが必要な方は、ご連絡ください。データでお送りします♪

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