クーヨンBOOKS12『できる子になる!0歳からのお手伝い』をご紹介します。
モンテッソーリの保育園で働いてみて、一番いいなと思うのが“子どもがちゃんと生活に参加している”ということです。
以前勤めていた園では、食事も着替えも、おもちゃで遊ぶのも文字を書くのも・・・全て大人が必要なものを完璧に揃えてからが子どもの出番でした。
モンテッソーリの保育園では、準備や生活(活動以外の部分)をとても大事に考えています。子どもに任せると時間がかかることもあります。例えば、お着替えするためにお洋服を取りに行くのにも、気持ちが逸れたり寄り道したり・・・大人が行ったほうが絶対に早いことってたくさんありますよね。
でも、時間がかかることは想定内。その時間も考慮して一日の流れを考えているので、子どもにとっては暇な時間という表現が正しいかはわかりませんが、大人が準備してくれるのを待つ時間が少ないなと思います。そして保育士にとっても、余裕のある時間設定にすることで、時間に追われた保育にならずに済みますね。
園によってもちろん違いますが、1歳児さんであっても、歩行が完了したころからは自分でコップやお皿を運んでおやつの準備をします。
なぜ、それができるのかというと『環境』を整えているからです。
私自身、モンテッソーリ教育を学んでからは「子ども達が一つでも多く自分でできるようにするには、どんな環境にすればいいんだろう」と考えるクセがつきました。

こちらの本は、お手伝いができる環境について、写真たっぷりで紹介しています。
お手伝いができる子にするのではなく、お手伝いができる『環境』にすることで、できる子になる!のです。
子ども主体の保育実現のためのヒントが盛りだくさんです。
ぜひ参考にしてみてください♪
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