6ヶ月~「落とす、入れる」おしごと

6ヶ月~「落とす、入れる」おしごと

お座りが安定してできるようになると、それまで体を支えるために必要だった手が自由に使えるようになります。そうなると、手を使うことに興味を持ち始めるので、いわゆる「おしごと」がスタートします。

※タイトルは分類の都合で6ヶ月~と表記しましたが、この活動を楽しめるようになるのは10ヶ月くらいです。

この頃(10ヶ月頃)の子どもの課題は「ものを持って目的の場所に移動させる」ことです。
目と手の協応動作とも言いますが、目で見たものを持つ→目的の場所で手を離すという動作は、大人が見ていると笑ってしまうほどに難しいのです!
ボールを握ろうとして手を伸ばしたら、ボールじゃなくてカゴを握ってしまいひっくり返したり、せっかくボールを握って穴の上に手を持って行っても、なかなか手をパーにして離すことができずに飛んでいってしまったり、、、

そんな姿を見て「ここに入れるのわからないのかな」とか「乱暴な子」なんて判断するのは大間違いですよ!子ども達はこうやって思考錯誤しながら、一つ一つの動きを獲得していくのです。試行錯誤するチャンスを奪わないようにしましょうね。

分野と目的

分野 :日常生活の練習(運動の敏感期)
    ものを持つことが、すべての動きの基礎基本です!
目的 :目で見たものを持って、目的の場所で離す
    穴にものを落とす、入れる

対象年齢・大人の関わり

8ヶ月くらいから挑戦できますが、10ヶ月くらいになるとこの活動を楽しめるようになると思います。

お伝えしたように「目で見たものを持つ」「持ったものを目的の場所で離す」という動きは、この時期の子どもにとってはとても難しいのですが、全ての動きの基礎基本となるので大事な動きです。大人のイメージ通りにできるまでには少し時間がかかるかもしれませんが、やって見せること(提示)をするとできるようになっていきます。

最初はミルク缶のようなものに物を入れたり、口が広い入れ物などに入れるというところからスタートするのも良いでしょう。

やって見せる時には、動きを一つ一つ分けてゆっくりと見せます。
①ものに手を伸ばす
②ものを持つ(握る)
③持ち上げる
④穴の上に持ってくる
⑤穴の上に置く
⑥押し込んで落とす
特に、握ると離すを意識して見せてあげましょう。

使ったもの

100円ショップ等で売っている、タッパーに穴を空けます。落としたものが見えるものがいいですね。個人的にはお味噌入れのような、フタが空きやすいものが好みではありますが、一般的なタッパーでも、回して開けるタイプでも大丈夫です。写真の穴のサイズは、直径4センチ程度です。ペンで丸を書いて、カッターで地道に削って穴を空けます。もっと簡単に開けられる方法があればいいのですが・・・手が痛いし、大変なんですよね~。

落とすものは、サイズ的にはピンポン玉サイズです。手作りのポンポンやお手玉のようなものもいいですね。

できれば、写真にあるようなフチのあるトレーやカゴ等に入れて、子どもの視界に入るところに置いてあげましょう。