【Q&A】モンテッソーリ教育では「褒めるな」と言うけど、本当に褒めちゃいけないの?

【Q&A】モンテッソーリ教育では「褒めるな」と言うけど、本当に褒めちゃいけないの?

モンテッソーリ教育を実践したい!と願う、ご両親や先生方は「これで合ってる?」と、日々悩みながら目の前のお子さんと関わっている方も多いのではないでしょうか。
私も「これでいいのかな?」「どうしたらいいのかな?」と考えながら、子ども達と関わっています。子育てにも保育にも絶対的な正解はありませんが、迷った時にはモンテッソーリ教育の考え方に戻って、考えるようにしています。

迷った時に戻る場所、考え方の軸となるのがモンテッソーリ教育です。

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【Q&A】では、みなさんが共通して悩まれる、モンテッソーリ教育の考え方についてお答えしていこうと思います。質問はコメントやInstagramのダイレクトメール等で募集しています♪

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今回のご質問は、こちら!

👩『モンテッソーリ教育って「褒めてはいけない」と言われますが、本当に褒めてはいけないのでしょうか?』

答えは・・・もちろん!

もちろん褒めても良いですよ~!!
子どもが目の前で何かにチャレンジしてできた時、嬉しそうにこちらを見た時、大人だって嬉しい気持ちになって褒めたくなりますよね♪ただ、褒め方にはちょっとした注意が必要です。

「褒めない」と言う理由は“動機付け”にあります。

「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。動機とは、人が意志を決めたり行動を起こしたりする直接の原因のことを言います。現代心理学の観点からモンテッソーリ教育の特徴の一つは「動機づけ理論」だと言われています。

「外発的動機づけ」とは、自分以外の誰か、他者からの統制や評価などによる動機づけです。親や先生に褒められたいから、叱られたくないから絵を描くというような状態。これでは、絵を描くこと(活動)が目的ではなく褒められるための手段となってしまいます。

「内発的動機づけ」とは、課題や活動そのものに対する興味や関心による動機づけです。自分から活動に興味を持って行動するという自律性、活動そのもののために動機づけが生じているという目的性もあります。絵を描くことが楽しいから描くとか、活動に興味があるから手に取ってやる。活動自体が目的であり手段となります。

モンテッソーリ教育は、どちらだと思いますか??

もちろん、「内発的動機づけ」ですね。
モンテッソーリ教育での活動「おしごと」の時間は、子ども達は自分の内なるエネルギーに動かされて活動しています。興味を持ったおしごとを自ら選び、誰かに褒められたりしなくても、面白いと感じればくり返して楽しみます。そして自分で自分を満足させることができるのです。

それなのに、一つボールが落とせる度、上手に何かができる度に、周りにいる大人が「○○ちゃんすごーい!上手~!」と、過剰に褒める必要はありませんよね。子ども自身が「できた♡」と静かに感じれば良いのです。
でも、何かできた時に子どもがこちらを見た時には、静かな笑顔で「できたね」とか「全部入ったね」と事実を認めることで、子どもは十分承認されたと感じることができます。

まとめ

モンテッソーリ教育で「褒めない」と言っている理由は、子どもの行動の理由が「大人の反応が面白いから」とか「ママが喜ぶから」にならないように、「過剰に褒めないで」という注意です。

子どもの行動の理由は子ども自身にあるべきです。だから、子どもが自ら行動したい!と思える環境づくりから丁寧に考えているのが、モンテッソーリ教育の特徴です。

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