保育博ウエスト2024~セミナー参加レポート~

子ども主体の行事 b.研修・セミナー参加レポート

保育博レポート②
参加したセミナーについて書きたいと思います。私の感想が中心にはなりますが、どなたかのお役に立てたら幸いです!!共感、感想、お待ちしておりま~す♬

汐見先生「その子らしさを育てよう~自己肯定感、自己有用感を土台に~」
汐見先生

1日目のトップバッターは、汐見稔幸先生です。開場前から長蛇の列で、扉が開くなりぞろぞろと移動し、セミナー会場の入場列にみなさん並んでいました~!私も並んだのだけど、残念ながら立ち見席。1時間立ち見しながら必死にとったメモより、印象に残った3点をシェアします↓



▶“らしさ”って何だろう?
遺伝子はみーんな違うのだから、誰一人同じ人はいないし個性があるのに、それを認めない。日本人は、目立つことNG、みんなと同じ、周りに合わせておけば安心という生き方をしてきてしまった。でも、これからの時代はそれではダメ。みんなと違うを良しとする時代にあって、保育業界が一番この現実をシビアに考える必要がある。
▶“自分らしさ”が育っている子って?
①自分の意見を持ち、それを大事にする。一方で、他人の意見もしっかりと聴き、共通点と相違点が分かる知性があり、議論を交わしたり、自分の意見を調整することもできる。
②自分自身の弱点と長所をよく知っている。弱点を克服することよりも長所を伸ばそうとする。自己肯定感が育っていて、ありのあままの自分で良いと思える。
▶「自己肯定感」はどのように育つのか。
0~2歳の頃、無条件に愛された体験が土台となる。何ができてもできなくても承認される経験が、他者への基本的信頼感と自己への基本的信頼感によって、自己肯定感が育っていく。

私、実は、誰の何の話を聞いてもモンテッソーリ教育との共通点を見つけることができる能力を持ち合わせておりまして・・・笑。汐見先生のお話は、いつもモンテッソーリ教育が特別ではないことを感じさせてくれます。保育において大事な部分と共通する部分が非常に多いのです。

迫田先生「若手経営者が抱えるこれからの保育」

(福)ChaChaChildren&CO.の理事長である迫田先生と、三代目経営者となる先生方との対談を拝聴。組織のトップ2人(園長と主任とか、理事長と園長とか)の関係性というか、この二人がどこを向いているかで組織が決まるということで、自分が主任をやっていた時はどうだったかな?なんて考えながら聞いておりまた。また、先代から続いているからということだけではない、今の時代に合った判断が必要になることもあって、経営ってシビアだなと感じました。

堀先生「コンセプトの大切さと誰でも通園制度」

さらに、認定子ども園さくらの堀昌浩先生の「コンセプトの大切さと誰でも通園制度」というテーマのお話も聴くことができました。堀先生は、facebookでずっと繋がっていましたが初めてお目にかかることができて嬉しかったです。「子ども誰でも通園制度」って、保育現場に負担がかかるというイメージが強かったのですが、現場の先生と何度も話をして理解をしてもらいながら、負担のかかる予約の部分は外注して行っているそう。
園で何か新しいサービスをする時に、【目的 ○○のために】と【手段 ○○のことをする】を整理するというお話が最も印象に残っています。私も自分でサービスを作って提供することをしているので、【子どものために】【大人のことをする】保育士向けの研修やモンテッソーリ教育講座、【子どものために】【子どものことをする】モンテッソーリ教育の出前講師や環境設定というように、整理できてスッキリしました!!

太陽先生「子ども主体の行事を徹底解剖!~ここから踏み出すはじめの一歩~」

太陽先生は半年前くらいから交流があって、真面目な話やおふざけをしつつ、保育という分野でお仕事をする仲間の一人。今回は、とっても興味のあるテーマで、太陽先生の話を聞くために大阪に来た!と言っても過言ではないくらい、楽しみにしていたセミナーです♬

子ども主体の行事には2種類あって、
①何もないところから子どもと一緒に作り上げていくタイプ。
 話し合いが必要なため、4.5歳児クラスで可能。話し合いに慣れていないと難しい。
②保育士がある程度見通しを付けた状態で、子どもの主体性を取り入れるタイプ。 
 保育者の適切な援助が必要になるが、「選ぶ」ことを加えることから始められるので0~3歳児向け。

太陽先生が働かれていた園では、5歳児から①の何もないところから子どもと作り上げるを実践!感動の物語を、ドキュメントと共にたくさん教えてくださいました。
行事は本来子どものためにありたいと思うけど、やっぱりどこかで保護者のためにやっている部分があって、行事を変えるということは保護者からのご意見ご要望とも向き合わなくてはならず、、、そこに対する苦労も多くあったそうです。でも、先生方と何度も話し合い方針を決めて、子ども達と作り上げたうんどうかいはとっても素晴らしいなと思いました✨
さらに、生活発表会がすごかった!!ぜひ、みなさんも一度太陽先生のお話を聞いてみてください!クラスの担任、やりたくなりますよ笑。

保育って、子どもが困らないように計画して準備してやるのが当たり前ってところがありますよね。それも保育士として、見通しを持って保育をするのは大事なことだと思います。でも、今は便利になりすぎている時代。調べればなんでも答えが出てきちゃうから、保育士も失敗できなくなりつつあると思う。そんな時代に、あえて子どもからの発信を待って、上手くいかない経験をさせてあげられるかも保育士の力量だなって感じました。

しまさん「園経営に効く!実践から学ぶ“会議ファシリテーション”体験会」

前回の保育博で、しまさんのチームビルディング研修を受けてからのお付き合い♪太陽先生や保育に想いのある方々と繋いでくださって、いろいろ相談にも乗ってくださる頼もしい存在。

今回は会議ファシリテーションの実践を学びました。何度か練習会にも参加させてもらっているのですが、今まで何となく進行していた会議を意識的に進めるって逆に難しくて、、、。今回は、保育のお仕事をされている方と4人グループになって、一人の先生の悩みをみんなで考えるファシリテーションをさせていただきました。状況や先生が思っていることを聞き出して、他のメンバーの先生のご意見も伺って、なんとか解決案を提案できましたが、上手くできたのかな??笑
最後にはたくさんの質問が挙がっていて、それを聞くだけでも学びが多かった!!保育園でも会議が大事だということはみんな理解していて、毎月定例でやっている園も多いですよね。だけど、会議をすることが目的となって、ただただ時間が長かったり、わざわざ残業してまで参加しているのに一言も話す機会がなかったり、なんのためにやっているんだろ?っと思うような会議、私も経験あります。みんな、会議のやり方や進め方をもっと学ぶべきだな~って改めて思いました。もっと練習して、保育士さん達に効果的な会議をレクチャーできるようになりたいと思います!!

次回開催は11月の東京!

以上、私の感想をお読みいただき、ありがとうございました!

さてさて、次の開催は東京です。
会場で、ぜひお会いしましょう♪

日時:2024年11月21日(木)-22(金) 10:00-17:00
会場:東京都立産業貿易センター 浜松町館
Web: https://hoikuhaku.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja.html


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