子育て・保育に役立つ『親子が輝くモンテッソーリのメッセージ』
- 2021.07.03
- コラム:おすすめの本 モンテッソーリ教育を学ぼう♪
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今回は、たくさん出ているモンテッソーリ教育をテーマにした書籍の中で、モンテッソーリ教育を知らない人でも読みやすくて役に立つ、お気に入りの一冊をご紹介します。
相良敦子先生著『親子が輝くモンテッソーリのメッセージ』
相良敦子先生は、日本国内のモンテッソーリ教育普及に大きく貢献された方です。私も何度かお会いしたことがありますが、いつもニコニコと穏やかな笑顔で、ゆっくり優しく語るお姿が印象的でした。教師養成コースの“児童観”という授業を担当してくださり、私が書いたレポートに対するコメントは、一生モンテッソーリ教師でいようと思えた宝物です。いつか、レポートもお披露目したいと思います。
さて、相良先生はたくさんの本を出版されていますが、中でも私のお気に入りの一冊が『親子が輝くモンテッソーリのメッセージ』です。モンテッソーリの保育園で働いていた頃、保護者会やおたよりで何度も紹介していたくらい、先生方にも保護者のみなさんにもぜひ読んでいただきたい本です。
この本の特徴は
子どもからのメッセージで始まるところです♪
例えば
メッサ―ジ1
「する!」「自分で!」と叫んだとき、ひとりでできるようになりたかったの。
「自分でするー!」と叫ばれた経験、ありませんか?靴下を履かせてあげようとした時に「○○ちゃんがやる!」と、手伝わせてくれず時間だけが過ぎてゆく・・・これがお散歩に行く前だったりすると「私がやった方が早いのに!」「どうせ履けないんだから~」「お散歩出発できない~」と思ってモヤモヤした経験、私は多々あります。
そんなモヤモヤも、子どもの訴えをきっかけとして説明してくれるので、スッと納得しやすいなと思います。また、実際の子ども姿もたくさん紹介しているので、モンテッソーリ教育を知らなくてもその場面がイメージしやすく読みやすいです。
全部で21のメッセージをきっかけに、モンテッソーリ教育の考え方を紹介しています。
保育士研修や、保護者会にも
先に書いたように、私が保育園で主任をやっていた時にこの本をよく使わせていただいていました。
保護者会で紹介
保護者会では、学年やクラスの子どもの様子、保護者の様子に合わせてメッセージを選んで紹介。
その時期の発達や園での配慮、大人の関わり方についてお話ししました。また、お子さんについて相談された時に、この本のメッセージがピンっと来て、「ここ読んでみてください!」と紹介し、そのまま本をお貸ししたこともありました。
保育士の研修でも活躍
例えば、「自分で!」とメッセージしている子どもに対して、全く気付かずにやってあげちゃう保育士を発見したら、「ここ読んで感想教えて」と言ってこの本を渡します。おしごとの時間に保育士の都合で子どもの活動を中止してしまうというクラスがあれば、メッセージ16の「仕事中だから邪魔しないでよ。」をクラス会議で読んでみるといったこともあります。
私が「今は声かける場面じゃないよ」などと注意をすることもできますが、理由まで理解してもらいたい時、この本が私を助けてくれました。
Amazonのリンク、貼っておきます☆
リンク貼っておきますので、気になった方はぜひ読んでみてください♪
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