【環境教育×モンテッソーリ教育】五感を刺激する環境教育の魅力

2*ゆかりせんせいのコラム

11月上旬、八ヶ岳の麓にある清里(山梨県北杜市)にて、環境教育プログラムを体験してきました。
40年、環境教育事業を行っているキープ協会のレンジャー、関根さんが森を案内してくださいました♬
▶キープ協会の環境が気になる方はHPをチェック➡ https://www.keep.or.jp/kankyo.html

今回ご一緒させていただいたのは、株式会社リアルジャパンの社長である高崎さんをはじめ、日本の未来、子ども達の教育に対して熱い想いを持った皆さまです。純粋に、子どものように楽しむ皆さまのおかげで、学びの多い時間を過ごすことができました。ありがとうございました♬

環境教育とは

『環境教育』の定義はさまざまありますが、文部科学省の学習指導要領では、“持続可能な社会を構築するために、国民が様々な機会を通じて環境問題について学習し、自主性・積極的に環境保全活動に取り組んでいくことが重要”としています。キープ協会さんでは、「自然の美しさや素晴らしさを感じる心」を育てることで、「自然や環境のために行動したい」という気持ちに繋がると考えられています。
私が体験と通して感じたのは、自然の中で過ごすことで、感覚や感性を刺激されたり、自然が起こすさまざまな事象に興味を持つことで、“学びのたね”がいっぱいまかれるということ。その“学ぶのたね”を育て、枝を伸ばしていくのにモンテッソーリ教育の手法が役に立つ!と改めて感じ、一人で感動していました笑。

レンジャーさんの存在が重要

“学びのたね”は、自然の中で過ごすだけでなく、レンジャーさんの存在がとっても重要です。“人と自然、人と人”を繋ぐ役割を担う、レンジャーさんはインタープリテーションや問いを学んでいらっしゃる方が多く、私たちに興味に応じて提供されるプログラムや問いかけがとても勉強になりました。

森の中にきれいな水が流れている川がありました。
私は、目の前に流れる川の水を実際に触れるというだけでウキウキして、子ども達がここにいたら「冷たいね~」「葉っぱ流してみようか」というような声掛けをするなと思いながら遊んでいました。乳幼児期は、体験や経験を言葉などにして概念化する時期ですから、実際に流れる水を見て「冷たい」「流れる」とは、どういうことかを体験として学ぶことができる絶好の機会だからです。

はしゃいで遊んでいる大人たちに、レンジャーさんから出題されたクイズ。
・今流れている水は、太平洋と日本海、どちらに流れていくでしょうか。
・そこにたどり着くにはどれくらいの時間がかかると思いますか?
こんなクイズを出されたら、どんなものに興味の枝が伸びていくと思いますか?ある子は、地理的な興味で日本全国の川を調べ始めるかもしれないし、またある子は物理的な興味で水の流れる速さに興味を持つかもしれません。まさにこれが“学びのたねまき”で、それには技術が必要だなと感じました。

モンテッソーリ教育好きにはたまらない、五感を刺激する環境教育プログラム
環境教育プログラム

モンテッソーリ教育には、感覚教育という分野があって、感覚教具は感覚器官をそれぞれ個別に刺激するように作られているのが特徴で、それまでに溜め込んだ感覚体験を教具に取り組むことで整理することが目的です。私だけかもしれませんが、環境教育プログラムの体験は、この感覚器官をそれぞれピンポイントで刺激されているような気持ち良さがありました。視覚でいうと、本物の自然の中に、造花などのニセモノを置いてあって、「見る」ことに集中して違いを見つけるという体験。日常で「見る」に集中できる機会ってあまりないので、難しくも面白かったです。

環境教育プログラム

たくさんの枯れ葉を足で踏む音、水の流れる音、風の音、それぞれをじっくり聞くことができるように、レンジャーさんが案内してくれます。中でも、森の中にごろんと寝転んでしばらく時を過ごすというのは、贅沢な時間でした~。
一番印象的だったのは、目隠しをして電車ごっこでしばらく歩いた体験。足の裏や筋肉感覚で地面のデコボコや地質の違いを感じて、どんな場所を歩いているのか想像しながら歩く。お日様の熱を感じて、どちらに太陽が出ているかを当ててみる。風向きを当てるのは、肌感覚と風の音から推測するのですが、みんな案外バラバラでした笑。正解(風向き)を、シャボン玉で教えてくれるレンジャーさんの素晴らしい準備にも感動でした!

山梨県八ヶ岳自然ふれあいセンター

おすすめスポット!!動物の大きさがリアルに比べられるような展示や、夜行性の動物がどんな世界を見ているのかを体験できるBOXなど、文化教育、体験を通して学ぶがいっぱいつまっていました♬
ここに行くだけでも価値ある!とても楽しい場所でした。

森の中で過ごす保育園を見学

最後に、キープ協会さんが運営する保育園『聖ヨハネ保育園』にもお邪魔してきました。一日のほとんどを森の中で過ごす子ども達。大人でも歩きにくい森の中で遊び、枯れ葉に埋もれたり木に登ったりと、自由に自然と関わることのできる環境の中で過ごしていて、体が強くなるのはもちろん、たくさんの学びのたねを持って大きくなるんだろうな~と思うと、とても羨ましいなと思いました。

インタープリターセミナーを受講

レンジャーさんが本当に素敵だったので、その問いかけや技術を学びたい!と思い、12月には日本インタープリテーション協会が主催する「インタープリタートレーニングセミナー」を受講しました。

インタープリタートレーニングセミナー

主に、ネイチャーガイドや観光ガイドのようなお仕事をされている方が参加する講座でした。参加者(私だったら、目の前の子ども達)と自然を結びつけるような問いかけや、TOREという考え方、「楽しい」のバリエーション、紙芝居のようなものを用意して伝わりやすい工夫をしたり、小道具を用意するなど、保育にも役立つ内容がいっぱい!保育士さんにもおすすめです♬
▶日本インタープリテーション協会https://interpretation.jp

まとめ

モンテッソーリ教育は、モンテッソーリ教具を使ったおしごとを用意すれば良いのではありません。何よりも、感覚的な体験やさまざまな経験が土台となって、モンテッソーリ教育の良さが発揮されると思います。そういう意味でも、環境教育とモンテッソーリ教育は相性が良いなと感じました。次回は、子ども達と一緒に参加して、その姿を観察してみたいです!!

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