“ユダヤ式子育て”は、モンテッソーリ教育との共通点がいっぱい

“ユダヤ式子育て”は、モンテッソーリ教育との共通点がいっぱい

「ユダヤ人の教育、子育てが良い」と耳にしたので、こちらの本を読んでみました。

 「与える」より「引き出す」!
ユダヤ式「天才」教育のレシピ

この本を読んだ感想は、「モンテッソーリ教育との共通点がいっぱいある!」ということ。
首が取れそうになるくらい大きくうなずいてしまう場面が多々ありました笑。

また、家庭での子育てや小学生以上の子どもとの関わり方という点で、大変勉強になりました。

「教育」という言葉の定義

まず考えさせられたのは、「教育」という言葉について。日本語では「教える」「育てる」という漢字を使っている通り、辞書では『人間を望ましい姿に変化させるために、心身両面にわたって、意図的、計画的に働き替えること』と定義されています。

これ、語源の意味とは違っているってご存知でしたか?私も知らなかったのですが・・・笑
「教育」は、英語“Education”の和訳語ですが、もともとの語源はラテン語の「エデュカーレ(引き出すこと)」なんでそうです。
日本に教育システムが輸入された時代、欧米では国家に必要な人材を早く大量に作り出すことを目的にした教育が行われるようになり、語源が持っていた「引き出す」という意味が消え、「与える・教える」に変化してしまいました。

モンテッソーリ教育では“モンテッソーリの三角形”という図で、大人と子どもと環境の関係性を説明しています。この三角形と比較するために紹介しているのが、大人から子どもに一方的に教える図式。まさにこの、「引き出す」という意味の消えた「教育」だなと思いました。

モンテッソーリ教育と共通する点

「教育」という言葉の認識が今でもちょっとズレている日本では「与える・強制する・教える」が一般的な考えですよね。私もそのような教育を受けてきましたし、モンテッソーリ教育を学ぶまでは完全にこのタイプ(嫌がることも強制してやらせることを良しとする)の保育士でした。それに対してユダヤ人の教育は「子どもの力を引き出す」もの。そのために大切にされていたことは、「学ぶのは楽しい」ということ、「子どもを励ます環境」を作ることだそうです。歴史的に学校よりも家庭で学ぶことの多かったユダヤ人、家庭の中でこのように接してもらってきたことが、世界を動かすほどの優秀な人物を作り上げたということです。

この変化の多い時代にあって、国や人種などに関わらず頼りになる力は何でしょうか。

ーそれは、「人間力」です。

・やりたいことを自分で見つけ出す力
・生涯を通して学び続ける喜びを知っていること
・変化の中からチャンスを見つける確かな眼と強い生命力

モンテッソーリ教育で育つ子ども像と共通する点があり、用意された環境の中ではありますが、自己選択するからこそ得られる学ぶ楽しさという点で、共通する点があります。

ユダヤ式教育“7つのレシピ”

この本のメインである、“7つのレシピ”を簡単にご紹介します。全文は載せることができないので、レシピを読んで私が共感したことを一言添えてみました笑。
こちらも、モンテッソーリ教育と共通する考えが多く、相性が良いなと感じます。

①本をあげよう!本でいっぱいの本棚を見せよう!

読書好きな両親の子どもは、自然と子どもも読書好きになるとよく聞きます。大人は環境の一つ、子どもにして欲しいように大人が見せることが大切です。

②子どもを観察しよう!

私がモンテッソーリ教育の重要ワードの中で、最も好きな「観察」です。先入観を持たずに子どもを見ましょう。

③見せる、体験させる、感動させる!

実体験が何より大切です。モンテッソーリ教育でも、できるだけ実物を用意することを大事にしています。

④子どもをのびのび、優秀に育てる三つの言葉

「どう思う?」「よく思いついたね!」「一緒に答えを探そう」だそうです。相手を子ども(自分より下)だと思っていたら、こんな言葉はでてきませんよね。相手を一人の人間として尊重することも、大事にしていることの一つです。

⑤言葉と態度で「信じているよ」を示そう!

こういう親になりたいと思いました。日本人は、そういう感情を言葉にするのが苦手ですが、いろいろな場面で示す方法はあるはずです。

⑥「あなた(親)がボス」であることを忘れずに

子どもを尊重することが何より大事ですが、言いなりになれとは言っていませんし、親は親です。親の権威を放棄してはいけませんし、親との関わりの中で他の大人との関わり方も学んでいきます。

⑦時期が来たら、親離れさせよう!

先日、思春期のモンテッソーリ教育について学んだ時にも感じましたが、子どもは自立していくものですから、それを大人が阻止してはいけませんね。

まとめ

何より大事なことは、子どもを『信頼』することだと書いてありました。信頼していなければ、子どもが自分で興味のあることを見つけても許すことができない、子ども意見を述べても尊重することができない、巣立とうとする時にその決断を応援できない、、、

『あなたの子どもだからこそ、あなたが信頼してあげてください』

保育士としてたくさんの親子と関わってきましたが、なによりお伝えすべきことは、このことだなと思いました。

興味を持った方は、ぜひ読んでみてください♪

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