『ペアリング』とは、二つ以上の物を比べて対にすることを言います。
1歳半くらいから、同じや違うがわかるようになってきます。例えば、絵本の中にパトカーが出てきたらパトカーを持ってきたり、会話のなかでも「おなじ~」という言葉をよく使うようになってきます。
絵合わせカードや形合わせなど、この要素を持った活動はいろいろありますが、今回は、材料さえ揃えば、たった15分で作れる!マグネットのおしごとを紹介します。
マグネットがくっつくのって不思議ですよね。付けたり外したりする時には、良い具合に磁石がくっつく抵抗があって、子どもにとって面白い活動の一つです。
“マグネットを貼る”というだけでしたら、1歳くらいから楽しむことができます。
写真のものは、マグネットとボードにシールを貼って、ペアリング(絵を合わせる)要素も含んでいます。
同じがわかるようになると、自然と同じ色や同じシールのところに貼るようになっていきますので、子どもが気付くまでは見守りましょう。
分野と目的
分野:『マグネットを貼る』日常生活の練習(運動の敏感期)
『ペアリング(対にする)』感覚教育(感覚の敏感期)
目的:マグネットをくっつけたり、外したりという手の動きを獲得する
「同じ」がわかり、ボードに貼ってある色や絵とマグネットを合わせる
対象年齢と大人の関わり方
1歳くらいで初めてマグネットを紹介する時は、磁石の部分をボードに付けるとくっつくというのを見せましょう。ボードにくっつけて、ひっくり返して「落ちないね」といった感じです。
くっつくのを楽しんでいると、次第にマグネットとボードに同じ色や絵が付いていることに気付き、自然と同じものの上に貼るようになります。
子どもが自分で「同じ」に気付きます。
大人が先走って、教える必要はありません。子どもの気付きを奪わないようにしましょう♪
使ったもの
100円ショップで揃います。
ホワイトボードは、大きすぎないものの方が、小さい子には扱いやすいです。時々マグネットがくっつかないものも売っているのでご注意ください。
マグネットは、直径3㎝のものを使用しています。お口に入れる心配があるから大きいものを・・・というお気持ちもわかりますが、大きいものを磁力が強くて小さい子には外しにくいので、それも考慮して選ぶといいですね。私はお口に入れるのが心配なので、活動しないときはタッパー等にいれています。
シールは、マグネットの形に合わせて丸いものを選びました。お花を花束風にしたらとても可愛くできました♡
保育園で使うので耐久性を考えて、シールを貼ったボードとマグネットの上からブックカバー(透明フィルム)を貼っています。
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