【運動論⑤】では、赤ちゃんの手の発達についてお話しました。
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今回は、手の発達に合った“落とす・入れる”おしごとを紹介していきます♪
手を使うおしごとは、意志を持ってものを掴むようになった頃からがスタートです。目の前にあるもの(ボールなど)に興味を持って手を伸ばし、掴むことができ、さらに思ったところで手放すことができるようになると、急にできることが増えていきます。手の発達で言うと「③五指把握」「④サルの手把握」の段階からがスタートの目安です。
それまでは、握って振ると音が鳴るようなものや、にぎにぎする感触の違うものなど、感覚器官を刺激してくれるようなものを用意してあげるといいと思います。
おしごとの紹介
それでは、おしごとの紹介をしていきます。
今回は、ざっくり5つのステップに分けてみました。紹介しているおしごとは、この月齢だからコレ!ということではないので、月齢の記載は省いてあります。例えば、ステップ1で紹介しているピンポン落としは、ステップ3の“小さいものの把握”ができる子だって、選んで取り組むことがあるからです。
また、ここで紹介するものは、あくまで一例ですので、目の前の子どもたちに合わせていろいろなおしごとを用意してあげてくださいね。
ステップ1(③五指把握・④サルの手把握)
ピンポン玉サイズのものが握れるようになる頃です。乳児さん用の教具(?)として、モンテッソーリ教育の教具を販売しているサイトで手に入る、既製品の教具も人気です。手作りだと、こういったものが簡単に用意できるのでおすすめです。
ステップ2(⑤親指対向把握・⑥挟撃把握)
親指が対向すると、しっかりものを掴めるようになるので、意図した場所にものを動かしたり、ぐっと力を入れられるようにもなります。
挟撃把握(きょうげきはあく)の段階では、“薄いもの”
ステップ3(⑦親指人差し指の相対把握・⑧小さいものの把握)
この頃になると、小さな穴をねらって入れるようになったり、小さなものを扱えるようになります。
ステップ4(⑨人差し指だけ使える・ ⑩左右で違う動きができる)
意志通りに動く手指を獲得すると、活動の幅もぐんっと広がりますね。
まとめ
今回は、手の発達に応じたおしごとを紹介しました。手の発達を意識しておしごとを用意すると、0.1歳児でも、できる活動がたくさんあることに気が付きます。
ぜひ、子どもの小さな手を観察してみてくださいね。
次回は、自由に使える手を獲得した段階で行う、『日常生活の練習』という分野についてお伝えしていきます。
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