ストロー落としや楊枝落としが上手になったら、「刺す(さす)」おしごとはいかがでしょうか♪
丸い穴にストローや楊枝などの細長いものを入れるのとほぼ同じ動きですが、穴にグッと力を入れて押し込む動きや、片方の手ではしっかり土台を抑える必要もあり、少々難易度が上がります。2歳6ヶ月くらいになると、刺すのも抜くのも上手になってきます。
「刺す」という動きは、日常生活のさまざまな場面に繋がる動きの一つです。食事の場面でくだものを食べる時に使ったり、お弁当に入れて使ったりするのはもちろん、歯ブラシを歯ブラシ立てに入れる時もこの動き。
準備も簡単!!ピックもかわいいものがたくさん出ているので、季節や子どもの興味に応じて入れ替えるのがおすすめです☆
分野と目的
分野:日常生活の練習(運動の敏感期)
目的:目的の場所に刺す、抜く
対象年齢と大人の関わり
1歳6ヶ月くらいから取り組むことができます。ピックと穴の具合により、力加減が変わるので難易度も変わりますが、楊枝落としができるようになる頃が楽しめる目安かなと思います。タッパー(土台)をしっかり押さえることがまだ難しい場合は、大人のサポートが必要です。
この頃は、「刺す」ができると「できた~!」と満足してお片付けしようとする傾向があります。子どもとしては、全部刺せた=終わりで完結しているので、満足しているようだったら無理矢理に「抜いて!」と指示せず、こっそり大人が抜いて戻しておきましょう。
2歳6ヶ月くらいになると、刺して抜いてが上手にできるようになります。この頃になると、大人の助けは必要なくなります。子どもの力でもスムーズに抜けるように用意しましょう。
やって見せる時は、子どもの右側に座り
①ピックを持つ
②土台をしっかり押さえる
③穴の上にピックを持っていく
④穴にグッと力を入れて刺す!!
抜く時も同様に、土台をしっかり押さえて抜きます。
使ったもの・用意の仕方
基本セットは100円ショップで購入できる、タッパー、トレー、ピック、ピック用のお皿です。
タッパーのサイズは8㎝×11㎝、320mlのものです。穴は目打ちで空けて、ドライバーとかでグリグリやって、さらにカッターで周りを切って穴を大きくしています。何度もピックを刺して抜いて調整していきます。ピックによって太さや返しが違うので、ピックを入れ替える時には必ず大人が試すようにしましょう。
保育園では長く使えることと衛生面(拭ける!)を考えて、タッパーを利用しています。しかし、タッパーでなければいけないということではないので、身の回りにあるものでサクッと作って用意してあげましょう。ちょっと良いチョコが入っているような小さめの箱でも、何なら段ボールでもOKです。発泡スチロールだったら、刺さる感触や音も面白く、簡単に刺さるので1歳6ヶ月くらいのお子さんでしたら、ブスブス刺して楽しめると思います。
ピックは、季節や子どもの興味に合わせて時々入れ替えましょう♪私は100円ショップに行く度に、新しいものが出ていないか必ずチェックしています笑
ピックではないですが、針金が付いたお花も使えたので、春はお花を咲かせるのもおすすめです。
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